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アブダビGPの魅力と注目ドライバー
アラブ首長国連邦のアブダビにあるヤスマリーナサーキットで開催されるF1アブダビGPは、2019年に初開催され今年で11年目となるグランプリです。
初開催の2009年と2010年、そして2014年以降はシーズン最終戦の舞台に選ばれており、今年はどのようなドラマが待っているのか注目されています。
そんなアブダビGPの魅力と言えば、何と言ってもトワイライトレースが楽しめる点でしょう。
決勝レースの開始は現地時間の17:10と、太陽が沈みきらないうちにスタートします。
レースが進むにつれて徐々に太陽が沈んでいき、レース終盤では完全なナイトレースとなります。
日中のレースとナイトレースの両方を一度に楽しめるのがトワイライトレースの魅力で、例年レース終了後は花火が打ち上げられるなど、最終戦にふさわしい演出も盛りだくさんとなっています。
アブダビGPで使用されるヤスマリーナサーキットは、近年のF1サーキットのデザイナーとして有名なヘルマン・ティルケによって設計されたもので、他のコースにはない独特なデザインが魅力のサーキットです。
コース全体としては、通常のサーキットと市街地コースが組み合わされたようなデザインが特徴です。
また、18コーナーと19コーナーの区間では、サーキット内に建設されたホテルの下をくぐり抜けるという珍しいコースレイアウトになっています。
さらにピットの出口も独特で、ピット入口はコースの右側から入っていきますが、タイヤ交換を終えたF1マシンはトンネルをくぐって左側からコースに戻るという一風変わった方式を取っています。
このようなコースレイアウトは実際の目で見ることで感動も増すので、現地観戦する場合は見学することをおすすめします。
2009年から開催されているアブダビGPですが、2014年以降はメルセデス勢が圧倒的な強さを見せており、5年連続で優勝を飾っています。
中でも、ワールドチャンピオンに5度も輝いているルイス・ハミルトンは2011年のマクラーレン時代を含めると、過去4回の優勝を経験しており、今年のアブダビGPでも優勝候補の筆頭と言えるでしょう。
ハミルトンのチームメイトであるバルテリ・ボッタスも2017年に優勝しており、今年も十分に優勝の可能性があります。
また、ワールドチャンピオン4回のセバスチャン・ベッテルと、期待の若手ドライバーであるシャルル・ルクレールのフェラーリ勢がメルセデス勢にどのような走りで対抗していくのかにも注目です。
さらに、ホンダのパワーユニットを搭載したレットブル、トロロッソ勢の走りにも期待が持てます。